1.接着性
試料と被着体を30分以上測定雰囲気に放置してから貼合わせ2kgロールで1往復
圧着し、測定雰囲気下で20分放置する。測定は引っ張り試験機を用い試料を
180度方向折り返し、25mm剥離させた後、同方向へ300mm/minの速度で引き剥がし、その強度を表示する。(N/m2)

試料サイズ :巾25mm×長さ200mm(貼付部分約80mm)
被着体 :ステンレス板、PP板
放置時間 : 圧着後、測定雰囲気内で20分後測定する。
測定雰囲気 :23℃-50%RH
荷重 :500g

 

2.保持力
試料を23℃50%RHで被着体に貼り合わせ、2Kgロールで1往復圧着する。
貼着後、60分間放置し、測定雰囲気下で500gの荷重を掛け、70000秒(約19時間)後のズレ長さmm、70000秒以下で落下の場合はその時間を測定する。

試料サイズ :巾25mm×長さ130mm
貼着面積 :巾25mm×長さ25mm
貼付放置時間 :60分間
被着体 :ステンレス板、PP板
測定雰囲気 :70℃
荷重 :500g

 

3.定荷重90度保持力
試料を23℃―50%RH内で以下の条件で被着体に貼り合わせる。

試料サイズ :25mm×100mm
貼付面積 :25mm×30mm以上
圧着荷重 :2kgロールで1往復圧着
被着体 :ステンレス板、PP板

80℃の炉(熱風循環式)雰囲気の中で20分間試験片を放置した後、即、100gの重りを取り付け、そのまま24時間加熱放置する。


落下した場合はその時間、24時間後の剥がれ距離及び破壊モードを確認する。

 

4.ボールタック接着性(常態と低温)

J.Dow法;傾斜角30度で助走10cm糊面の試料にスチールボール(1/32〜32/32インチ)を測定雰囲気下で転がし、糊面の中央付近に停止するボールの経の番号で表示する。

測定雰囲気:23℃―50%RH、及び0℃で実施

 

5.軟化点

2kgロールで3往復圧着後60分間放置する。その後、貼着試料を38℃雰囲気中で500gの荷重を掛け、20分間放置してから、5分間で3℃づつ昇温してゆき、試料が落下するときの温度を表示する。
被着体:ステンレス板、PP板
貼着雰囲気:23℃−50%RH常態で実施する。

 

6.曲面接着力

試料を23℃−50%RH雰囲気下で被着体(80ΦのPP丸棒)に貼り合わせ、
70℃高温槽に投入する。そのまま24時間放置し、剥れ状態を観察し、目視にて判断する。
試料サイズ:巾15mm×長さ100mm
被着体:80ΦPP円筒
測定雰囲気:70℃
測定時間:24時間

御社評価基準に準じて評価致しました(以下評価基準:良◎〜××劣)